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Widgetsの可能性を探ってみる(CSS Nite Vol.19の感想を含む)

6月9日のCSS Nite Vol.19に行ってきた.今回はWidgets特集.

1つ目は長谷川恭久氏の「Widgets入門: Webデザインのこれからとビジネスのこれから」.Apple Dashboard Widgetsに始まり,Vista Sidebar Gadget,Windows Live Gadget,Yahoo! Widgetなどを紹介.いずれも(X)HTML,CSS,JavaScript,XML(plist,RSS)のうちいずれかを使えば動くというのが魅力に見えるが,実のところ各Widgetsごとにコードを書かなければならないというのが面倒くさいといえるかも.個人的にはOS,ブラウザごとにコードを書かなくても実行できるWidgetsが登場するのを期待したいところ(OSとかブラウザごとに対応してしまえば,動作チェックはかなり楽というのもあるけど).

2つめはHenrik Falck氏の「ウェブ標準技術だけで作る、クロスプラットフォームなアプリケーション ~ Operaウィジェット」.Operaで実行できるWidgetsのクリエイターな人の講演.通訳はOperaデスクトップマーケティング担当の市川恵貴氏.Opera用のWidgetの作り方から,コードを実際に書いて動作させるデモまでを披露.コードを記述する場面で,実際にどんなコードを書いているかがわからなかったが(その辺までは気を回す余裕がなかったかもしれない),このあたりまでは後日アップされることを期待したい.

今回の結論としては,Widgetsはかなり面白そうな技術であることはわかった.しかし,いろいろなWidgetsがある中で,どのWidgetsを採用するかの決め手がかなり貧弱な気がした.今のところは個別のWidgetsに寄りかかったものにならざるを得ないが,各Widgetsの互換性の問題が解消されれば,かなり身近なものになるだろうと思った.

//うまくやれば,Widgetsは小回りのきくアプリケーションもできそうな感じ(個人的にはネットラジオ用のWidgetsがあるといいなと思っている).

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Software / Web Service
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